企業の時価総額が世界第3位(40兆円)を誇る、世界的IT企業といえばグーグル。
そのグーグルが求める人材5条件がニューヨークタイムズに発表されていましたので、お伝えしたいと思います。
以下、抜粋
大学の成績評価(GPA)は採用基準として価値はなく、試験の点数は何の役にも立たない。
こうした数字からは何も予測できないことがわかった。
また、グーグルでは大学教育を受けていない人の割合は徐々に増えている。
1.全体的な認識能力であり、知能指数ではない。
認識能力とは学習する能力であり、状況に応じて、処理する能力で、
種類の異なる情報の断片を組み立てる能力である。
2.従来型のリーダーシップではなく、創発的なリーダーシップ。
従来型のリーダーとは、以前、何の役職であったとか、どれくらいの速さでその地位にいたとかである。
創発的リーダーとは、問題に直面した時に、適切なタイミングで進み出てチームをリードできるかだ。
かつ、自分は後ろに下がり、指揮をとるのをやめ、ほかの誰かに任せられるかだ。
実行力のあるリーダーに重要なのはいつでも権力を手放す覚悟である。
3.問題解決に向けて、責任感と当事者意識を持って参加する気持ち。
そして他者のよりよい考えを受け入れる謙虚さ。
最終目標は問題解決に向けて、みんなで協力して何ができるか。
自分なりの貢献をしたら、身をひくこと。
4.謙虚さに加えて、プライドの高い自分と低い自分を持ち合わせている。
つまり熱い主張と信念を持っていて、自分の考えを信じてやまない。
でも、別の人が「ここに新しい事実がある」と言うと、
「それなら状況は変わるね、君が正しい」と言うのである。
5.最後に専門性であるが、実はそれほど重要ではない。
例えば上記4条件を満たした素人に財務等をまかせると、
専門家はすぐにできるかもしれないが、大抵は素人も同じ答えを見つけてくる。
確かに素人はたまにへまをするが、時折、まったく新しい答えを見つけることがある。
そこに大きな価値がある。
学校に行かず努力によって成功している人は傑出している。
学位や学校の勉強は能力の代わりにはならない。
世の中が重視するのはその知識を使って、何ができるかだけである。
集団の力によってイノベーションが起こる機会が増えている時代には、
リーダーシップや謙虚さ、協調性、適応力、学習や
再学習への熱意といった多くのソフト面のスキルが重視される。
これはどんな仕事をしても真実といえるだろう。
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