マーケティングとは、企業および他の組織が グローバルな視野に立ち、
顧客との相互理解を 得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造の ための総合活動である。
by 日本マーケティング協会
マーケティングという言葉が市民権を得て久しく、
ややもするとマーケティングさえ磐石であれば ビジネスは成功する!と断言する方もいます。
かのドラッカーも優れたマーケティングは 販売を不要にするとも言っています。
そもそもこのマーケティングとは一体なんなのでしょうか?
まずは教科書的な答えが表題のものと言えます。
この文章も若干????、なところはありますが、
「企業および他の組織」とは教育・医療・行政機関が含まれ、
「グローバルな視野」とは国内外の社会、文化、自然環境を重視すること、
そして、「顧客」とは一般消費者、取引先、関係する機関・個人、および地域住民が含まれる。
「総合活動」とは組織の内外に向けて、総合・調整されたリサーチ・ 製品・価格・
プロモーション・流通、および顧客・環境関係などに関わる諸行動である。
この説明を見ていくと、マーケテイングという概念が、
よく言われる「市場調査」とか「セールス活動」というのは
あくまでもミクロ的なことであることがわかります。
そこで、このマーケティングの定義をベースに大枠で種別されているマーケティング概念が下記の5つです。
① マクロマーケティング 国家全体や社会全体といったマクロ的な単位でみたモノの 流れを研究するもの
② ミクロマーケティング 企業というミクロ的な単位でみたもの
③ マネジリアルマーケティング 経営者の視点で企業目的を実現するためにマーケティングミックスの最適化を検討する
④ マーケティング戦略企業単位で考えるマーケティングのことで企業戦略の一部を担う。
これもマーケティングミックスの最適化を検討する
⑤ 戦略的マーケティング 企業全体でみたマーケティングで、市場環境への対応を検討するもの。
市場環境から機会や脅威を見極め、企業全体の方向性を導くことから 企業戦略=経営戦略=戦略的マーケティングという
さて、上記がマーケティングの概念となりますが、 私も久しぶりに原点に戻ろうと思い、
教科書的な書籍を開いて確認しましたが、これまで、多くの方と会って、
上記の概念を聞いたことはあまりなかったような気がします。
(もしかしたら、チンプンカンプンでよくわからなかったのかも)
もし、安易にマーケティングという言葉を使って、
では、マーケティング戦略と戦略的マーケティングの違いを述べよと言われても、
まさに「?????!」という状態でした。
世の中の動きがあまりにもスピーディなので、 新しいことのみを吸収してしまい、
いつの間にか 間違えて覚えていたり、勝手に都合よく変えているものとかもあるかもしれません。
わかっているつもにならず、再度原点に戻るということ、 棚卸することの重要性を改めて認識しました。
これからは堅いですが、教科書的なことを書いていきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。