太る原因は食べ過ぎと運動不足にある、というのが一般的な見解ですが、
どうやら過去の研究者はそのようには考えていなかったようです。
例えば、食べ過ぎが太るのであれば、よく食べる人は必ず太っているかといえば、
そうでもありません。
また、運動不足といっても運動している人はやせていて、運動をしていない人は太っているかと言えば、
そうとも言えません。
ダイエットをするためには食事制限と運動をバランスよく行うことが、良しとはされていますが、
これはリバウンドをする確率が高いとも言われています。
では、過去の研究者はダイエット(太る原因)をするには何が大事と考えていたのか?
それは「インシュリン」がカギであると、考えていたようで、
それは1960年代までは常識と考えられていました。
最近になって、カロリー計算ができるようになったので、カロリー摂取が問題なのではないかと、
新しい説を唱えた人がいて、それが混乱の原因とも言われています。
カロリーを抑えれば、痩せるのかと言うと、そうでもなく、カロリーが少ない食事をしても太る人は太り、
カロリーを多くとっても太らない人は太らないので、結局、ロジックが成立していかず、
最終的な結論は「体質。」という乱暴な結論に行きがちです。
さて、では過去の研究者は太る原因は何と考えていたのか?
そのカギは「インシュリン」
ではそのインシュリンとは、実際、ダイエットとどう関係があるのでしょうか?
どうやらインシュリン濃度が高いときには脂肪を脂肪組織にためやすくし、
逆の時には放出するようです。
ちなみにインシュリンは食事をして血糖値が上がるとそれを下げる役割を持っています。
血糖値が高いままでいると、血管がもろくなって、ボロボロになるので、
血管や神経が機能しなくなると臓器にも問題を生じてしまいます。
そして、そのインシュリン濃度を決定する最大の要因は
「炭水化物の摂取量である」、
と考えていたようです。
ですから炭水化物ダイエットというのは、最近生まれたものではなく、昔から言われていたのですが、
途中、新しい説が生まれてよくわからなくなってしまったのですね。
そこで、結論から言うと、炭水化物を控えて、血糖濃度とインシュリン濃度を低く保つことが大事なようです。
というわけで、避けるべき食べ物は
1.パン、その他小麦粉からつくられたもの
2.イモ、その他すべての白色根野菜、シリアルなど
3.砂糖がたくさんあるもの
4.甘いもの全般
いっぱい食べてよいもの
1.肉、魚、鶏
2.緑黄色野菜
3.卵
4.チーズ
5.バナナとブドウ以外の甘味を加えていない果物
さて、炭水化物ダイエットもリバウンドをすると言われていますが、果たして真実は???