もし、ある商品を開発し、初年度の売り上げ目標を2000万円にしたとします。
そして、そのために戦略と戦術を練り、忠実に実行していけば、
1年後2000万円に到達し、それを継続していけば、5年後には1億円になる。
単純計算ではこうなりますね。
だから、きっちりとした戦略と愚直な実行力で、目標達成が可能に見えてきます。
当然、売上が伸びていけば、人員不足になるので、採用、教育を繰り返して、
組織力を高めていけば、1億円の年商になるであろうと、予測します。
つまり、1億円というのは2000万円の延長線上にある、積み上げ方式であると考えます。
しかし、戦略コンサルタントの坂本桂一氏によると、それは思い込みに過ぎないと言います。
年間に2000万円売り上げるのと、年間1億円を売り上げるのでは、方法論が異なるのであって、
同じことの繰り返しで伸びていくものではないのです。
1店舗のラーメン屋さんと、全国30店舗を展開しているラーメン屋さんでは
当然戦略が異なるのと同じことですね。
このゴールから逆算していく戦略を練らないと、アマゾンのように創業から5年は利益があがらず、
そこから黒字化し、世界を席巻するという発想は生まれづらいのですね。
いかに長期的視点にたった上で、今を見るということが大事かということが言えそうです。
再度、ゴールを設定したうえで、今やっていることの棚卸をしてみることも時には大切です。
お読みいただきありがとうございました。