二回目のコロナ融資

こんにちは。サークル・ウィン 山本有紗です。

今回は二回目のコロナ融資の情報をお伝えいたします。

 

◆2回目のコロナ融資は簡単に借りられないー審査が厳しくなります◆

公庫のコロナ融資の申請もピークを過ぎたようで、審査のスピードが少し速くなってきた気がします。

知り合いの企業が日本政策金融公庫に「新型コロナウイルス感染症特別貸付」にインターネットで申し込んだところ、申し込みから電話のヒアリングまで1ヶ月かかりましたが、ヒアリングの翌日に「融資決定」の連絡があったそうです。

無事に融資を受けることができ、ひと息ついた今だからしておくべきことがあります。それは、「2回目の融資への備え」です。なぜなら2回目に借りるコロナ融資は、審査が厳しくなる可能性大だからです。

 

1.2回目のコロナ融資は、審査がかなり厳しくなる

最初のコロナ融資は、「とにかく今、資金繰りに困っている企業に対して迅速な資金供給を行う」ことが最重要だったため、金融機関の審査はスピード優先。細かい内容まで見ることができませんでした。通常なら断られるような財務内容でも、「コロナの影響で」と言えば審査が通る事例が多々ありました。

しかし、2回目の融資となると状況は変わってきます。2回目に申請する企業数が減少したり、また申請時期も初回よりバラついたりするでしょう。公庫も、またセーフティネット保証4号を取り扱う信用保証協会や民間金融機関も、より細かく審査をするようになります。

 

2.審査のチェックポイントは2つ

ただでさえ1回目のコロナ融資で、事業者の借入金は増えています。さらに2回目の増加分を含めた借入額を、今後きちんと返済できるかどうかが金融機関のいちばんの懸念。チェックポイントは、「必要資金額」と「返済可能性」の2つです。

 

3.審査が厳しくなる2回目のコロナ融資を成功させるための準備(1)

2回目の融資を成功させるために、今のうちに「資金繰り表」と「事業計画書」を作成しておきましょう。

資金繰り表を作成することで、必要な資金を金融機関に具体的に把握してもらうことで、申請額が減額されるのを防ぐことができます。また、「事業計画書」を作成することで、返済可能性に裏付けを与えることができるため、融資が可決になる可能性が高まります。

 

4.審査が厳しくなる2回目のコロナ融資を成功させるための準備(2)

もう一つ必要なことは、「懇意にしている金融機関を持っておくこと」です。

今回のコロナショック時にあってさえ、懇意にしている金融機関を持っている企業は、金融機関からのアドバイスや情報提供もあり、比較的早期に融資を受けることができました。一方、懇意にしている金融機関を持っていなかった企業は、「どのような融資制度」があり、「どこに申し込めばいいのか」や「どんな書類を準備すればよいのか」がわからず、申し込みが後手になった結果、融資のタイミングが遅くなる事態になってしまいました。日ごろから懇意にしている金融機関なら、親身になってサポートしてくれます。

今からなら、2回目の融資に間に合いますので、金融機関との関係構築に務めてください。

 

以上になります。それでは失礼いたします。

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