人材確保等支援助成金について

 今回は厚生労働省で募集している、補助金についてお伝えします。
平成30年4月より、「人事評価改善等助成金」が「人材確保等支援助成金」に統合されました。
 企業の従業員定着を目的として作られました、人材確保等支援助成金は6つのコースに分かれています。
1 設備改善等支援コース
2 介護福祉機器助成コース
3 中小企業団体助成コース
4 介護・保育労働者雇用管理制度助成コース
5 人事評価改善等助成コース
6 雇用管理制度助成コース
そのうち1の設備改善等支援コースが新設で、他のコースは既存の改訂版です。
今回は4番以降のコースについて、書いてみたいと思います。

<介護・保育労働者雇用管理制度助成コース>
従来の保育労働者雇用管理制度助成コースと介護労働者雇用管理制度助成コースを統合したものです。支給要件や支給額は変わりません。
目標達成助成 57万円(生産性要件を満たした場合は72万円)

<人事評価改善等助成コース>
定期昇給のみに寄らない賃金制度を設ける事で、生産性の向上、離職率の低下を図る為のコースです。
受給要件として、人事評価制度の整備計画を作成し、管轄の労働局の認定を受ける事。
認定対象者は、期間の定めのない事業主に直接雇用されている従業員。
生産性要件、賃金増加、離職率など目的達成要件もあります。
受給額は、制度設備助成50万円 目標達成助成が80万円です。

<雇用管理制度助成コース>
主な変更点としては
・制度導入助成が廃止されます
・ 認定された雇用管理制度整備計画に基づき、「当該計画期間内に評価・遇制度、研修制度、健康づくり制度、メンター制度及び短時間正社員制度(保育事業主のみ)を導入し、全ての対象となる通常の労働者に対して、当該各労働者に1つ以上の雇用管理制度を実施する事業主」であることが要件となります。
受給額としては、
目標達成助成 57万円(生産性要件を満たした場合は72万円)

どの助成金にも、支給要件などの細かい条件があります。詳しくはお近くの労働局にお問い合わせください。

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